後半戦展望 優勝・日本一奪回のために レフトは誰が守るべき!?

戦力分析

ゲーム差はついに10.5(7/20終了時点)になったが、まだまだ安心できる阪神ファンはそれほど多くないだろう。

僕らは2008年の最大13ゲーム差をひっくり返されたことを忘れていない。

また、7/20(日)の巨人戦も、正直負けてもおかしくない勝利だったし、むしろ巨人の大拙攻に助けられたと言ってよい。後半戦もしっかり勝ち切っていくために、どう戦っていくべきか考えたい。

【投手は石井の次に信頼できる、右のリリーフ台頭に期待】

まず、攻撃・守備で考えたとき、守備面、投手陣に関しては不安要素はあまりないと思う。

石井不在時の交流戦7連敗はきつかったが、戻ってきた今、リリーフ陣がチームとして機能していると思う。今後の懸念事項を強いてあげるのであれば、繰り返しになってしまうが、「石井がケガや不調で離脱してしまったとき」である。勿論、そういった事態にならないことが一番だが、仮にもしそうなったとき、右の絶対的な存在感のあるリリーフはまだいない印象。湯浅もしっかり成績を残しているが、やはり大病から復帰初年であるし、期待しすぎるのはどうかなと。

石井ほどの絶対的な存在はいないが、今のリリーフ陣に加えて、岡留、漆原あたりがさらに活躍することで、投手陣の厚みを増していってほしい。また、そろそろゲラの復調も期待したが、まだ準備万端とはなっていなさそう。というのグラント・ハートウィグ投手も補強したので、まずは即戦力として彼が活躍することを期待したい。

【野手はレフトを固定して戦いたい。個人的推しは豊田】

一方、まだまだ頑張らねばならないのは、やはり野手陣だろう。

効果的に得点できている一方で、6番以降で怖さが落ちてしまっている

守備視点でいくと、守りの要であるセンターラインはショート小幡、キャッチャー坂本・梅野である程度決まっており、つまりはレフトを誰にするかが最大の論点である。

現状固定できていないレフトで候補となりうる主な選手は、以下。

右打ち:中川、豊田、小野寺、井上、野口 ※熊谷
左打ち:前川、島田、楠本※佐藤輝、植田

何を重視するかによっては変わってくるが、特に今年の阪神は投手陣を中心とした守りのチームだろう。ホームランがボカボカ出る球場ではないし、甲子園は浜風も吹いて守備も難しい。最強の投手陣がいる今、一定の守備力があり、得点圏である程度結果を残せるバッターがよい。また、右左でいうと、右が理想と思う。

他のレギュラーを見ると、左バッターは、近本、中野、佐藤輝、小幡(木浪)、右が森下、大山、坂本(梅野)とバランス的には右がもう1枚入ってもよい。というのと、やはり浜風があるので、どうしても左バッターには不利であるから、右バッターの方が分があると思う。

個人的に期待したいのは、豊田、次点で投手の右左で、豊田と前川の併用プラン。

豊田はスタメンで出た時期もあったが、結果が出ず、また走塁ミスもあり7/13に抹消され2軍へ。一定のパンチ力があり、肩もそこそこある。また社会人出身で今年28歳と、決して若いわけではない。そのあたりの必死さもぜひバッターボックスで、結果で出してほしい。

また相手が右投手の場合は、前川もありだ。特に外角をしっかりと引っ張れるのは彼の魅力。肩はそれほど強くなく、左投げというのもネックではあるが、今のショート、サードは肩の強い、小幡、佐藤輝なのでカットまでしっかり投げるという前提のもと、許容範囲と想定。

本当は井上、野口、小野寺あたりにも出てほしいのだが、なかなか名前が聞こえないのが寂しい。

しかし我々は勝たねばならないので、豊田そして前川に期待したい。

【中川にはキャッチャーとして育ってほしい】

中川も十分考えられるのだが、個人的には中川にはキャッチャーとしてのキャリアをしっかりと築いてほしいと考えている。

これはまた別な記事で書きたいと考えているが、坂本・梅野体制でここまで来ているが、この体制も持ってあと2~3年くらいだと考えておいた方がよい。今年坂本が32歳、梅野が34歳とまさに今ピークを迎え、迎えようとしているところだろう。パフォーマンスはどうしても落ちてくると考えておいた方がよい。榮枝が候補になってくるが、なかなか彼が最強の投手陣をリードしていくイメージが今のところは湧いていない。

榮枝、中山になるのか、はたまた社会人の即戦力をとるのかわからないが、そろそろ捕手育成に明らかな対策を講じなければいけないときに来ていると思う。その意味でも中山は捕手の練習をし、1軍に帯同して、リードを学んだり、代打で出るなどして経験を積んでいってほしい。

外野の候補は記載したとおり、他にもいるというのが事実である。

なかなかすぐにメンバー固定とはならないだろう。個人的には豊田、前川選手に頑張ってもらいたいが、いずれにせよ、レギュラーをとるには、与えられた数少ないチャンスをしっかりとものにするしかない。

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